・一線地絡の故障計算は、最近やったので省略するが、
Ia=3I0、Ib=Ic=0となる。
・保護継電技術/電気書院によると、第1図(Y結線)の場合
Ia=I0+( Ia1 +Ia2)
Ib=I0+(a^2Ia1 +aIa2)
Ic=I0+( aIa1+a^2Ia2) のうち、
GRにはIa+Ib+Icの3I0が流れる。
・一方、第2図(三次零相分路)の場合三次巻線には零相電流I0が流れ、二次巻線には( )内の正相・逆相電流が流れる。
(1):〇
3I0=Ia=150Aなので、CT2次には1.5Aが流れる。
(2):〇
無負荷なのでOCRには電流が流れない。
(3):〇
I0=Ia=50Aなので、CT2次には0.5Aが流れる。
(4):×
OCRには正相・逆相電流が、GRには零相電流が流れる。
(5):〇
無負荷なので等しいというかゼロである。
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と、思ったが、〇×は正解だったが、(5)は間違っていた。
第2図(三次零相分路)のCT電流は、各相の二次+三次電流が一次電流相当になるよう流れるので、以下のようになる。
CT 二次 三次
a相 1A 0.5A
b相 -0.5A 0.5A
c相 -0.5A 0.5A