クイズdeメンテ2015年06月~比率作動継電器87の補償変流器CCTの巻数比

変圧器の定格皮相電流をi1、i2、CT-2の2次電流をI2’とする。

i1=W/(√3V1)=5,000/(77√3)
i2=W/(√3V2)=5,000/(6.6√3)

CTの2次電流は
I1=i1×5/50=5,000/(770√3)
I2'=i2×5/500=5,000/(660√3)

I1=I2のとき比率作動継電器87は動作しない(正常)であるから、
I2:I2'=I1:I2'
=5,000/(770√3):5,000/(660√3)=660:770

CCTの変圧比n1:n2は変流比I2:I2'の逆数となるから、
n1:n2=I2':I2=770:660≒1.17:1

(答):(4)・・・と思ったが不正解。

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これを忘れていた。

ryo-blackcomb.hatenablog.com

変圧器巻線がYのときは、CTはΔにするので、電圧は1/√3倍となり、電流は√3倍となる。
変圧器巻線がΔのときは、CTはYになるが、この時は相電流=線電流である。

CTの2次電流は
I1=i1×5/50=5,000/(770√3) ×√3 = 5,000/770
I2'=i2×5/500=5,000/(660√3)

I1=I2のとき比率作動継電器87は動作しない(正常)であるから、
I2:I2'=I1:I2'
=5,000/770:5,000/(660√3)=660√3:770

CCTの変圧比n1:n2は変流比I2:I2'の逆数となるから、
n1:n2=I2':I2=770:660√3≒0.674:1

(答):(1)