(1):×
b-N-cは抵抗とコンデンサからなるので、電流ibの位相は電圧VSTに対して0°<arg(ib)<90°の進み電流となる。下図で適当にibを定める。b-Nは抵抗なので、電圧VbNは電流ibと同相である。同様に下図に書き込むと、電圧計の電圧VaNは電源の線間電圧110Vより大きくなる。
(2):×
(1)と同様に、ibとVbNと電圧計の電圧VaNは下図のようになり、今度は電源の線間電圧110Vより小さくなる。
(3):×
同様に、ibとVbNと電圧計の電圧VaNは下図のようになり、今度は電源の線間電圧110Vより大きくなる。
(4):〇
(1)の図においてib=0、また電圧計の入力インピーダンスは十分大きくia=ib≒0であり、VRTを測っているのと同じになるから110Vとなる。
(5):〇
これまでと同様に、ibとVbNと電圧計の電圧VaNは下図のようになり、線間電圧の半分の50V程度となる。