理解を簡単にするため、下図のようにC3の位置を変え、電源を直流電源&SWにする。
(1)電源電圧が下向きのVのとき、C1とC3が充電され、各々の電圧はVとなる。
(2)電源電圧が上向きになると、C1に充電されていたqの一部がC2を充電する。
電源が正負を繰り返したあと、電源~C1~C2の閉回路の電圧=0により、
電源V+V1+(-V2)=0:よってV2=V+V1→2Vまで充電される。
よって、Vout=V2+V3→3Vまで充電される。
ここでVとは、交流電源の波高値√2Vrmsのことであるから、
Voutは3×√2×100=423[V]まで上昇する。
D1に加わる逆方向電圧の最大値VD1maxは、電源電圧が下向き(1)のときであり、
(-V)+V1+VD1max+(-V2)=0:よってVD1max=V+V2-V1=V+2V-V=2V=約242V
従って、誤りは(4)。