(1):×→〇
(最初の考えは誤り)計器用変成器は高圧機器となるため、A種接地が必要。
A種接地工事に使用する電線は、直径2.6mm以上の軟銅線または、同等以上の強さと太さを有するものを使用することと規定されている。
(正解)電気設備技術基準第28条により、高圧計器用変成器2次側電路には、D種設置工事を施す。また、同基準第17条により、D種接地工事の接地線は、C種接地工事と同じく直径1.6mm以上の軟銅線とすることとなっている。
(2):〇→×
(最初の考えは誤り)T.C.はCT2次電流を横流ししてトリップ電流としているが、5Aは幹線の定格電流相当である。5A以下で動作するようにすると、定格電流以内でトリップすることになるから不適。
(正解)OCR整定値は4Aであるから、最低でも4Aで動作しなければ、過電流トリップできない。
(3):〇
(4):〇
CT電流を横流ししてT.C.のトリップ電流としているので電流トリップ方式である。
(5):×
100Vトリップ電源がなくても、過電流はCT2次(T相)-T1T-O1-T2-T.C.-T2-O2-T2T-の回路で流れてT.C.をトリップさせる。