クイズdeメンテ2009年5月

スコット変圧器なるものを初めて見たので、勉強したので時間が掛かった。これを見て勉強した。

変圧器のスコット(T)結線とその使用例 | 音声付き電気技術解説講座 | 公益社団法人 日本電気技術者協会

問題の図で、
u31:u3の一次側相当電圧
v31:v3の一次側相当電圧
とすると、M座巻線・T座巻線に対応するu31・v31は図Aのようになり、ベクトル図は図Bのようになる。

v3の二次側相当電圧v32は、T座巻線の巻数比が(√3/2:1)であることにより、u32と同じ大きさで90°位相が異なるものになる(図D)。

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単相二次巻線は52.5Vなので、210Vを作るにはこれを4つ直列接続する必要があるが、M座巻線二次とT座巻線二次は位相90°ずれなので、両者を直列接続したのでは4倍の電圧は作れない。

・M座巻線二次の中での直列接続、およびT座巻線二次の中での直列接続とする必要がある。

これを満たすのは「ou-u1接続&ov-v1接続」または「u1-u3接続&v1-v3接続」になっているもので、(1)か(2)。

・単二&単三供給は、単三210Vの中性点を設置する。

これを満たすのは、(2)。 

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と、思いきや!!!
問題文に「二次側は非接地」と書いてあるので、本当の正解は「正解なし」

解説では、断りと共に(2)も正答にしていた。

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クイズdeメンテ2009年4月

(1):○
定トルク制御はV/f制御なので
(2):○
減速機2次側回転数=120f/P×1/25×(1-s)
=120×40/4/25×0.96=46.08rpm
(3):○
P=ωTで、T一定でωが40/50になると、Pも40/50になる
(4):○
V/f制御により電圧が回転数に比例し、トルク一定ならPは回転数に比例するので、電流は一定
(5):×
Pは回転数に比例する

 

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クイズdeメンテ2009年3月

 操作スイッチの端子は10であるが、2-3-5が直結・4-9が直結・6-7が直結なので4つ減らせて6本!

・・・とおもいきや、4-9と6-7は操作スイッチ内でしか配線を要しないため、もう2本減らせて4本であった。

 

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クイズdeメンテ2009年2月

何に着目すればよいのか分からなかったので答えを読む。

アナログテスタは、大きい測定レンジは大きい分圧抵抗が入るので内部抵抗が大きくなるのだそうだ。

テスタAの内部抵抗=9[kΩ/V]×1,000=9MΩ
テスタBの内部抵抗=9[kΩ/V]×300=2.7MΩ
よって、
テスタAの電圧=1,200[V]×9/(9+2.7)=923[V]
テスタBの電圧=1,200[V]×2.7/(9+2.7)=277[V]
なので、正解は(4)。

 

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クイズdeメンテ2009年1月

ホイートストンブリッジの平行条件は、「対辺の掛け算が同じ」。

第1図では
50×500=100×(RE+RC)
RE+RC=250  -①

第2図では
(50+RE)×(500-18)=(100+18)×RC
①を代入して
50×482+482RE=118(250-RE)
600RE=5400
RE=9

 

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クイズdeメンテ2008年11月

CT比が15なので、OCR盤の
限時電流2次換算値=60A
瞬時電流2次換算値=600A
である。 

(1)○ 変圧器の突入電流700Aは瞬時電流設定を若干超えているのでOCR動作しかねないと思うが、正答解説では○のようである。
(2)×F1点が地絡してもCTに事故電流は流れないから動作しないので誤り。
(3)○限時電流2次換算値が60Aなので正しい。
(4)○限時電流2次換算値の2倍の120A流れた場合、D=10の動作時間は20秒である。D設定は3なので、20×(3/10)=6秒で限時動作となり正しい。
(5)○事故が2LSなのか3LSなのか分からないし短絡容量も分からないので、事故電流が数千Aなのかどうかは不明であるが、正答解説では○。

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クイズdeメンテ2008年10月

これは2008年9月の問題について力率を求める問題である。

二電力計法のW1=100W、W2=50Wであった。

二次側の有効電力はP2=100+50=150Wである。

二次側の無効電力はQ2=sqrt(3)*(W1-W2)
=sqrt(3)(100-50)=50sqrt(3)Varである。

よって、力率はP2/sqrt(P2^2+Q2^2)≒0.866

 VT・CT比による一次側への換算係数は、力率の分母分子で相殺するのでここでは必要ない。

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クイズdeメンテ2008年9月

2電力計法による電力値の読み方の問題。

CT・VT2次側の電力値P2=W1+W2である。

W1は、電圧240V/電流5Aでフルスケール240Wとなるに対して50/120を指示しているので100W。

W2は、電圧120V/電流5Aでフルスケール120Wとなるのに対して50/120を指示しているので50W。

よって、P2=150W。

CT・VT比で割り戻した1次側電力値は
P1=(6600/110)*(30/5)*150=54,000W=54kW。

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