ホイートストンブリッジの平行条件は、「対辺の掛け算が同じ」。
第1図では
50×500=100×(RE+RC)
RE+RC=250 -①
第2図では
(50+RE)×(500-18)=(100+18)×RC
①を代入して
50×482+482RE=118(250-RE)
600RE=5400
RE=9
ホイートストンブリッジの平行条件は、「対辺の掛け算が同じ」。
第1図では
50×500=100×(RE+RC)
RE+RC=250 -①
第2図では
(50+RE)×(500-18)=(100+18)×RC
①を代入して
50×482+482RE=118(250-RE)
600RE=5400
RE=9
2018/10/19:電気計算誌が行方不明なので、見つかったら書く。
CT比が15なので、OCR盤の
限時電流2次換算値=60A
瞬時電流2次換算値=600A
である。
(1)○ 変圧器の突入電流700Aは瞬時電流設定を若干超えているのでOCR動作しかねないと思うが、正答解説では○のようである。
(2)×F1点が地絡してもCTに事故電流は流れないから動作しないので誤り。
(3)○限時電流2次換算値が60Aなので正しい。
(4)○限時電流2次換算値の2倍の120A流れた場合、D=10の動作時間は20秒である。D設定は3なので、20×(3/10)=6秒で限時動作となり正しい。
(5)○事故が2LSなのか3LSなのか分からないし短絡容量も分からないので、事故電流が数千Aなのかどうかは不明であるが、正答解説では○。
これは2008年9月の問題について力率を求める問題である。
二電力計法のW1=100W、W2=50Wであった。
二次側の有効電力はP2=100+50=150Wである。
二次側の無効電力はQ2=sqrt(3)*(W1-W2)
=sqrt(3)(100-50)=50sqrt(3)Varである。
よって、力率はP2/sqrt(P2^2+Q2^2)≒0.866
VT・CT比による一次側への換算係数は、力率の分母分子で相殺するのでここでは必要ない。
2電力計法による電力値の読み方の問題。
CT・VT2次側の電力値P2=W1+W2である。
W1は、電圧240V/電流5Aでフルスケール240Wとなるに対して50/120を指示しているので100W。
W2は、電圧120V/電流5Aでフルスケール120Wとなるのに対して50/120を指示しているので50W。
よって、P2=150W。
CT・VT比で割り戻した1次側電力値は
P1=(6600/110)*(30/5)*150=54,000W=54kW。
三相電圧計切替スイッチの内部回路の問題。
ちょっと前に電流計切替スイッチの問題があったが、じっと見れば分かる問題で、正解は(1)。
(a)Mg3を閉じると三相短絡するのでMg2と同時に閉じてはいけない
(b)Mg3とMg1を閉じるとY型回路になる
(c)Mg2とMg1を閉じるとΔ型回路になる
以上のことより、電動機巻線をY型として(一つの巻線が)低い電圧で起動し、Mg2とMg3を同時に閉じず、一定時間後に巻線をΔ型にするには、(5)とするべき。
(1)○:電気設備技術基準第23条の適用により
(2)○:電気設備技術基準第14条の適用により
(3)○:電気設備技術基準第14条の適用により
(4)×:負荷分担曲線をはみ出すので
(5)○:負荷分担曲線のちょうど上なので
自家発電に関する正誤問題。
【考えた答え】
※発電機の43AVQRは手動(母線V制御もQ制御もしていない)と仮定
(1):○
→発電機励磁電流を増加させると、同期インピーダンス背後電圧が上がる→同期インピーダンスを流れる遅れ電流が増える→遅れ無効電力の供給が増える→受電方向からみると進み力率となる。
(2):○
→途中までは(1)と同じ→励磁電流を増やす前の受電電流は力率0であったから、受電電流は増える。
(3):○
→(1)とは逆に受電方向から見ると遅れ力率へ向かう→系統から遅れ無効電力を工場内負荷へ供給し始めることとなり、受電電流は増える。
(4):×
43AVQR手動を仮定しているので、発電機の片方の励磁電流を変化させても、もう片方の励磁電流は変化しない。
(5):○
43AVQR手動を仮定しているので、発電機自身の励磁電流を変化させなければ発電機力率は変化しない。しわ取りは系統電力によって行われる。
【解答を見てみる】
正解であった。
解説はAVQRのことを書いてなかったが、自家発電にはAVQR無いのだろうか。